株価が上がりやすい曜日は常に変化している

曜日

曜日シリーズをもう一回続けます。

前々回、株価が一番高いのは水曜日、低いのは木曜日という結果を発表しましたが、他のサイトでも同様の調査結果を見た方は結果が異なるので疑問に思ったかもしれません。

それはですね、いつの期間で見るかによって結果が変わってしまうからと言えるでしょう。

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前々回の調査ではコロナショック後を見ましたが、2019年初からコロナショック前まで(2020/3/10とします)を見てみるとまた違った結果になります。では日付を変えてみましょう。最初は騰落の日数の集計です。前々回と異なるのは日付が2019/1/1~2020/3/10となっているところです。

SELECT EXTRACT(DOW FROM 日付)
, SUM(SIGN(前日比騰落率))
FROM 時系列
WHERE 日付 BETWEEN '2019/1/1' AND '2020/3/10'
AND コード = '1329'
GROUP BY EXTRACT(DOW FROM 日付)

結果は・・・

集計411-5010

こんな感じになりました。月曜日は上がりにくくなり、代わりに金曜日が上がりやすくなっています。

次に始値と終値それぞれの平均値も日付の範囲を変えて見てみましょう。

SELECT EXTRACT(DOW FROM 日付)
, AVG(始値), AVG(終値)
FROM 時系列
WHERE 日付 BETWEEN '2019/1/1' AND '2020/3/10'
AND コード = '1329'
GROUP BY EXTRACT(DOW FROM 日付)

結果は・・・

始値平均23451.123340.623515.523360.623428.3
終値平均23477.123393.223518.823328.923396.3
終値-始値26.046.63.3-31.7-32.0

月火水が陽線、木金が陰線で、水曜日が一番高く、木曜日が一番低いというところはコロナショック後と変わっていません。しかし、火曜日は金曜日よりも低くなりました。そして、月曜日から火曜日への反落、火曜日から水曜日への反騰、水曜日から木曜日への反落という動きがより顕著でした。

このように一年程度期間が違うだけで曜日ごとの株価は変わってきてしまうんですね。一番期間の長い集計だと、東京証券取引所が動き出した時から(土曜日も含めた)集計をしていて、それはそれで長期間の傾向を分析したものであり、重要なデータだと思います。

しかし、本気で儲けようと思ったら最近の傾向を知ることが重要だと思います。じゃあ、何か月ごとに傾向を再調査すればいいのか、期間はどのくらいにすればいいのか・・・私は2年ちょいのデータしか保持していないんでわからないです。とはいえ、過去2年ちょっとの1年目と2年目で傾向が大きく変わったのは火曜日だけということを鑑みて、私は「1年ごとに確認すればいっか」って思いました。

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